さっそく、口径15cm屈折望遠鏡の対物レンズに太陽減光用のフィルターを装着し、太陽観望を開始。
数日前に 【 ファインダーに太陽用減光フィルターを装着 】していて、太陽の導入には便利でした。
大きな黒点はないものの、太陽面の北半球と南半球の中緯度帯に小さな黒点が10個ほど。
iP220217望遠鏡で眼視観察後、コンデジを接眼部に取り付け、コリメート撮影の準備完了。
眼視観察を撮影に切り替え準備が完了するまでに3分ほどしか時間がかからないお手軽撮影です。
91450973F22WRCAVモノクロモードで撮影した22枚の静止画をスタック処理した太陽面です。
黒く小さなゴマ粒のような物はゴミではなく黒点です。とても小さな黒点を含めると10個ほど写っています。画像は北を上にして掲載。
撮影データです。
金属メッキ太陽フィルターD5、口径15cmF7.3屈折、ED1.5×エクステンダー、SV42mm接眼鏡、コンデジLX7、2022年2月17日11時34分に撮影した22枚の静止画をスタック処理。露出1/2000秒、感度ISO80、合成焦点距離3200mm。
91450973F22WRCAVT黒点の位置が分かりやすいように、NOAA(アメリカ海洋大気局)が黒点群に付けた番号を赤字で書いておきました。(黒点ではなく黒点群に付番しています)
なお、NとWは天球上の北と西を示しています。
太陽の自転軸の向きが天球上の南北と一致するのは6月上旬と12月上旬の2回だけで、撮影時の太陽自転軸は北極だと18度ほど天球上の西側へ、南極だと18度ほど天球上の東側へ傾いています。
(C) SkySafariSkySafari というアプリで天球上の北を上にして表示すると、こんな感じです。
撮影時の2月17日には地球から見る太陽の中心緯度は南緯6.9度(マイナス6.9度=太陽の南極が少し見えて北極は隠れて)います。
ちなみに、太陽の南半球が最も地球の方へ向くのは3月上旬でマイナス7.2度、北半球が最も地球の方へ向くのは9月上旬でプラス7.2度です。
詳しくは「太陽面経緯度図」でウェブ検索してみてください。
なお、太陽面の自転時間は、極地域で約30日、赤道地域で約25日(地球の公転を加味すると約27日)です。地球と同じく西から東の方へ(画像の左から右へ)自転しています。
国立天文台のサイトによれば、太陽黒点の数が2019年12月に極小になり、この時を境に太陽活動の第24周期が終わり第25周期が始まったとのことです。
なお、太陽活動周期というのは、太陽の黒点観測が始まった1755年からの周期的な変化のサイクルで、現在の平均周期は約11年です。
2022年時点でいうと、ここ数年は極大期に向かうはずなので、大きな黒点を見られることが多くなると思います。