食を起こすのは、トルザンダ(Trusanda)という16等級の小惑星です。かなり暗いので口径50cm以上の望遠鏡を使わないと小惑星本体を直接見ることができません。
一方、隠される恒星はオリオン座の10等級の恒星です。地球から見て点光源状の明るい恒星の前面を、ほんの少しだけ大きさを持った暗い小惑星が遮るため、10等級の恒星が食の間だけ6等級ほど暗くなります。
この情報を得たサイトはこちらです。
http://www.asteroidoccultation.com/2014_01/0125_1408_33613.htm
(C)Steve Preston推定直径約36kmのトルザンダの影が地表上を秒速9kmという高速で太平洋から中国、ロシア、北欧へと通過していきます。
影が走る地域、即ち、この食が見られる地域を掩蔽帯(えんぺいたい)といいます。私の望遠鏡が設置されている札幌市東区の実家は、上記サイトの詳細予報値から今回の食が見られる掩蔽帯に入っていることが確認できています。
暗くなる時間は掩蔽帯の中心で僅か4秒ほど。東区実家は掩蔽帯に入っているとはいえ、予報の中心から南側にかなりずれているため、予報どおりであれば暗くなるのは恐らく1秒以下ではないでしょうか。
札幌では掩蔽帯の南限界線が中央区の中島公園あたりと予報されています。
本番の2日前の1月23日(木)夜、実家前を除雪した後に撮影リハーサルをしてみました。21時に屋上の屋根を開け、二重星や木星の観望後、オリオン座の目的星を導入。
比較的に見つけやすい10等星だったことから手動で難なく導入できました。今回の現象は1秒前後の短時間の明滅なので眼視での確認は難しいはず。今回は、ある簡単な方法で明滅状況の撮影に挑戦です。
現象が見られる25日深夜の北海道は、全域で天気が悪そうです。画像が撮影できたらいいのですが・・・。とりあえず、25日(土)の夜は実家でスタンバイします。