望遠鏡の接眼鏡に装着するND(ニュートラルデンシティー)フィルターを新たに購入し、移動天文台に使用している口径10cm屈折望遠鏡10台に常備するとのことです。
望遠鏡で月面観望をする際、月の眩しさを軽減させるフィルターを接眼鏡に装着すると見やすくなる場合があります。
特に、満月前後には適切な減光をしないと、眩しい月面を見ること自体が苦痛になります。
屈折式の望遠鏡では対物レンズの前に絞りを付け、口径を絞るという減光方法もあります。
しかし、この方法だと細かな模様がボケやすくなる欠点、つまり分解能の低下が発生してしまいます。望遠鏡の能力を最大限発揮させるためには、平面精度が良好な減光フィルターの装着が望ましいのです。
実は、満月近い移動天文台を私が担当する際、私物のNDフィルターを持っていき、それを接眼鏡へ取り付け、月を見てもらっていました。
今後は私物のNDフィルターを持っていかなくて済むので、ありがたい対応に感謝です。
現在、私が所有している天体観望用と天体撮影用のフィルターを並べてみました。
71020843左上) 48mmネジ径 光害カットフィルター4枚、NDフィルター2枚
右上) 52mmネジ径 各種フィルター6枚
左下) 48mmネジ径 各種フィルター2枚 28mmネジ径NDフィルター2枚
右下) 各種ステップアップ (ダウン) リング
48mmネジ径のフィルターは2インチサイズの接眼鏡の先端にねじ込みします。
7102084528mmネジ径のフィルターはこのようにしてアメリカンサイズの接眼鏡の前に装着します。
なお、左上の光害カットフィルターというのは、水銀灯やナトリウム灯などが発する特定の波長の光を一定程度減光させる効果があります。
ところが、最近の街路灯は発光ダイオード(LED)製が少しずつ増えていて、今までの光害カットフィルターの効果がほぼ無くなってしまうようなのです。
LED電灯の普及は星好きにとって少々困った変化です。上空への光を遮る傘をするだけでも夜空はかなり暗くなると思うのですが・・・。