この日の夜は、真夜中0時を過ぎた13日1時ごろに木星の大赤斑が見え出すことがわかっていたので、0時少し前から木星をじっくりと眺めていました。
市街地で夜空が明るいとはいえ、4.5等級の恒星が肉眼で見えるほどの滅多にない透明度の良さでした。
口径15cm屈折300倍で木星を観察すると、SEB(南赤道縞)の南側が濃く、北側が薄い二重構造になっていることが確認できました。
屈折望遠鏡で見る落ち着いた木星像は長時間見ていても飽きません。一人で見るのがもったいないくらいです。
71240580F322RGBU2CA1時少し前から大赤斑が西端から見えてきました。なお、惑星の拡大画像は南を上にしています。
2016年3月13日1時08分から10分までに撮影した静止画322枚をスタック処理。
口径15cmF7.3屈折、ED1.5×エクステンダー、XW3.5接眼鏡、コンデジLX7によるコリメート撮影。
露出1/50秒、感度ISO1600、コンデジの焦点距離300mm、合成焦点距離141,000mm
この日は、300倍でガリレオ衛星が面積体であることが確認できました。タカハシ製TOA150は優秀です。
この分だと円盤像が写せるかもしれないと思い撮影にも挑戦。
71240493F8RGBU左下がエウロパ。右上が木星の衛星で最大のガニメデ。
0時00分から05分にかけコリメート撮影した静止画8枚をスタック処理。
撮影光学系は木星本体と同じ。露出1/8秒、感度ISO1600、デジカメの焦点距離200mm、合成焦点距離94,300mm
71240493F8RGBUT上の画像を拡大しトリミングしたもの。何とか面積体に写せたと思うのですがいかがでしょうか。
画像はボケ気味ですが、眼視のほうが衛星の丸い様子をはっきりと確認できます。気流状態がもう少し良ければ、ガニメデの表面にある大きな模様が眼視確認できるかもしれません。
なお、撮影時のエウロパ(左)の視直径は0.97秒、ガニメデ(右)は1.64秒、両星の間隔は約23秒です。