10月24日(金)の札幌は早朝に雨が降ったものの、徐々に晴れてきて夕方には星が見えてきました。
17時過ぎに自宅屋上の望遠鏡をスタンバイさせ、レモン彗星を見ることにしました。

薄明中だと彗星状天体は見づらいので目盛環を使い彗星を導入。17時24分、口径15cm屈折望遠鏡70倍の視野にレモン彗星が確認できました。薄い尾が1度弱の長さで斜め右上に伸びて見えています。10倍40mm双眼鏡でも彗星の存在が星雲状天体としてしっかり見えました。
早速、口径15cm屈折望遠鏡で直焦点撮影の準備をします。

撮影時の彗星高度24.0度、太陽高度マイナス11.2度。35mm判換算焦点距離2200mm、写野角は0.68度×0.68度で、天頂方向を上にして掲載。

撮影時の彗星高度20.4度、太陽高度マイナス14.8度です。20分も経過すると彗星が恒星間を移動しているのがわかります。低空のモヤのため写りが悪くなりました。

2倍デジタルズームを使い拡大撮影。彗星の中心核から噴出している尾の生成物質の様子が少しだけ写っています。口径40cm反射望遠鏡100倍でもこの様子が眼視確認できました。
35mm判換算焦点距離4400mm、写野角0.34度×0.34度、14等星クラスの恒星も淡く写っています。
天体撮影のベテランさんは、レモン彗星の尾をいかに淡い部分まで写せるか、炙り出せるかを競う傾向にあるようですが、眼視で見る姿とはかけ離れがちです。
私は尾の長さや尾の詳細模様よりも中心核付近の眼視で見える様子を記録として残したいので、できるだけ拡大撮影をしJPEG画像処理も軽いアンシャープ補整だけしています。つまり、ほぼ取って出し画像です。
なお、やぎ座で南中しているスワン彗星はかなり拡散しているため、市街地では10倍40mm双眼鏡だと見ることはできませんでした。
18時10分に屋上から撤収。気温は5度でした。